Kyoto Shimbun 1998.2.14

 テレビ画面で「国際子どもサミット」
 環境問題 各国から実情報告
 温暖化防止に知恵
 
環境問題について話し合うテレビ国際会議「国際子ども環境サミット」(京都市伏見区・京都教育大付属桃山中)

 地球環境について意見交換しようと、日本、中国、ドイツ、インドネシアの4カ国同時中継によるテレビ国際会議「国際子ども環境サミット」が13日、京都市伏見区の京都教育大付属桃山中で開かれた。小、中学生らは、環境問題に関する各国の実情を報告し、地球温暖化防止対策などについて知恵を出し合った。

 創立50周年となる京教大付属桃山中が各校に呼びかけ、マルチメディア会議システムを利用し、初めて実現した。デュッセルドルフ(ドイツ)、ジャカルタ(インドネシア)、上海(中国)の各日本人学校、北九州市の福岡教育大付属小倉中、京教大付属桃山小、中学の6校から約70人が参加した。

 議長役の桃山中が「温暖化」「ごみの分別収集」「リサイクル」「エネルギー消費」「省エネ対策」「環境学習」の六テーマを議題にあげ、テレビモニターを通して、各校に実情報告と意見などを求めた。

 デュッセルドルフ校が「路面電車やエコ自動車が普及し、4キロ以内の移動は歩くなど、市民レベルまで環境意識が浸透している」と先進例を報告し、各校の関心を呼んだ。

 上海校からは「酸性雨が気がかりだが、経済発展を最優先しており、環境への意識はあまり高くない」、ジャカルタ校からは「昨年は雨期なのに雨が少なく、異常気象が目立った」などの発言があり、アジア地域の環境問題が指摘された。

 これに対し、京教大付属桃山小からは「各クラスで節電に取り組み成果を上げている。身近な所から運動を」との訴えがあった。福岡教育大付属小倉中からは「日本の公害防止技術を発展途上国へ」といった提言もあり、参加者らは、生活レベルと並行して、国際規模での取り組みの大切さを認識していた。


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