Kyoto Shimbun 1998.3.14

 温暖化防止会議の成果、未来へ
 環境学習の拠点設立を市長に提言
 2000年度着工を目指す

 京都市のエコロジーセンター基本構想策定懇話会(座長・高月紘京都大環境保全センター教授)は13日、環境学習や研究、交流の場とともに、町家など京都のまち全体が持つ「エコミュージアム機能」を結びつける核となる「環境学習・エコロジーセンター」を設立するよう桝本頼兼市長に提言した。地球温暖化防止京都会議の成果を未来に伝え実践することを基本的な役割に掲げ、2000年度の着工を目指す。

 同懇話会はこの日、「基本構想に関する報告書」をまとめた。報告書は、センターの役割を「地球温暖化防止京都会議の成果を伝え、環境問題を学び実践する場」「市民や事業、行政の組織づくりの拠点」「調査研究の情報発信とコーディネート(調整)の場」と規定している。

 ごみ問題などについては、楽しく学べるよう多様な環境学習プログラムを予定し、生涯学習の場を提供するとともに、環境に関する情報を蓄積・解析していくとしている。

 また、環境学習ソフトの制作・提供のほか、環境管理・監査の国際規格(ISO14000シリーズ)の認証登録のための研修や相談も行う。さらに、センターは、太陽光発電や雨水の再利用などを進め、省エネルギー施設のモデルの役割も担う、としている。

 設置場所については、新年度以降に検討する。また、市民の環境活動に関しては、すでに設置が決まっている市の市民活動支援センターなどとも連携を深めていくとしている。市は九八年度に基本計画、九九年度に基本設計と実施設計を行い、2000年度に着工する方針。

 高月座長は「環境基本法でも環境教育の充実は大きな柱。温暖化防止京都会議の成果をフォローする意味からも特色のあるセンターにしたい」と話している。


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