地域の小売店がコンビニやスーパー、ディスカウント店、大型店などの攻勢と長引く消費不況で苦況に立たされている。厳しい経営環境のなかにあって、販売面の工夫や新しい営業方法などで、売り上げを伸ばしている店舗がある。独自の商品、サービスで勝ち抜き、生き延びる京都の小売店を紹介する。(毎月第3日曜日に掲載します)

◇ハセガワ(米穀店・伏見区深草)
 1995年の食糧管理法廃止以降、スーパーやコンビニなど誰でも米を売ることができるようになり、米屋で米を買う消費者は約1割、京都府内の米屋は約半分が廃業し480店まで激減した(京都府米穀小売商業組合調べ)。そんな逆風の時代、真の米屋のプロを目指すのがハセガワだ。More→
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◇錦大丸(鮮魚店・中京区錦小路通高倉東入ル)
 新鮮な食品を求める市民らでにぎわう京都の台所、錦市場に店を構える鮮魚店錦大丸。威勢のいい掛け声と、独自の工夫を凝らした魚の陳列で買い物客の心をつかみ続けてきた。強い傾斜のついた陳列台の上、イワシなどの大衆魚は買い物客の近くに、高級魚は客から離れた位置に並べる。これで大衆魚の売れ行きが伸びる、という。More→
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◇タキシタ家具(家具販売店・中京区壬生馬場町)
 いす六脚付きテーブル1万9800円、洋服タンス1万9800百円−。タキシタ家具は、傷や色ムラがある「B家具」を破格の安さで販売し、成長を遂げた。直営店の名前は「宝島」。来店客に掘り出し物を見つけてもらいたいという願いを込めて名付けた。More→
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◇ヒートリー(眼鏡店・中京区御幸町通御池上ル)
 京都市役所近くの民家を改造した店内は、ブティック風のガラス棚に色とりどりの眼鏡フレームがずらりと並ぶ。1986年、近畿で初めての若者向け眼鏡専門店・オーグリーをオープンした。以来16年、量販チェーンの攻勢の向こうを張り、同じ中京区内の女性専門店ロジータや東京、大阪にグループ4店を展開している。More→
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◇KID’Sいわき ぱふ(玩具店・宇治市宇治)
 京都府長岡京市の今里保育所で開かれた子育て講演会。「こうやって遊ぶんやで」。積み木や鉄道模型の木製おもちゃが所狭しと並ぶ教室で、玩具店「KID’Sいわきぱふ」の岩城敏之社長(46)は、子どもたちに話し掛け、積み木の遊び方を教えていた。More→
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◇てくのハウスMAKINO(電器店・宇治市伊勢田町)
 京都市内で7月末に開かれた松下電器産業系列店「てくのハウスMAKINO」のV百達成感謝会は、お祝いムードで沸き返った。5月から約80日間で冷蔵庫百台の販売を達成。有力地域店でさえ1カ月間の冷蔵庫販売台数が平均3台といわれるなかで驚異的な数字を記録した。More→
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◇山田牧場(牛乳販売店・北区紫竹)
 京都市北区の牛乳販売店「山田牧場」に毎日正午になると、保冷トラックが到着する。届くのは、その日の朝に滋賀県信楽町の牧場でしぼられたばかりのオリジナル牛乳「山田牧場低温殺菌牛乳」だ。牛乳特有の臭みがなく、胃腸にも優しいと牛乳が苦手な人や高齢者にも人気を集めている。More→
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