Kyoto Shimbun 1998.5.8
 葵祭'98トピックス

 馬具を新調 一段と華麗に

新旧の技術を凝らして
新調された葵祭の馬具
(上京区・京都御所)
 十五日の葵祭行列で使われる馬具の半数が、明治の復活以来初めて新調されることになった。アルミ合金や合板の上に金まき絵を施した華麗な「平成の馬具」で、祭り当日、沿道の観客の目を楽しませそうだ。

 葵祭行列協賛会が七日、公開した新しい馬具は、鞍(くら)と鐙(あぶみ)の十四セット。同祭では、検非遣使(けびいし)役など騎馬の三十人分の馬具が使われてきた。明治一七(一八八四)年に祭の行列が復活して以来使ってきたが、ほとんどが江戸時代以前の物ばかりで、傷みも進んでいたため、約半数を約一千万円で新調した。

 天正三(一五七五)年の銘がある鞍をモデルに型を作り、二年前に業者に特注した。本来は、鞍はカシの木、鐙は鉄製だが、それぞれ軽くて丈夫な合板とアルミ合金を使用。表面は漆に金ぱく、金まき絵と京の伝統工芸の粋を集め、一年以上をかけ仕上げた。特に金を使ったまき絵は、祭ゆかりの葵の葉と鴨川の流れを図案化した。


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