Kyoto Shimbun 1997.10.21 

 大鳥居 湖面に映えて

朱塗りの大鳥居がエメラルドグリーンの澄んだ湖
面に影を落とす姿は絶景だ(滋賀県高島町鵜川)

 さわやかな秋風が空をわたる。沖合いにそびえる朱塗りの大鳥居が、澄んだ湖面に影を落とす。

 大津市内から北へ約三十三キロ。高島町の明神崎にたたずむ白鬚(ひげ)神社から眺める琵琶湖のパノラマは圧巻だ。

 比良山に続く尾根が湖に突き出た突端にある同神社は、比良山の神でもあり、古く謡曲「白鬚」にもうたわれた。


 ひたひたと波が打ち寄せる白砂青松の浜辺に立つと、はるか沖合いに沖島が浮かび、左手には彦根、長浜両市、その背後には湖東、湖北の山々が連なる。

  「雨上がりが一番きれいに沖島が映ります」と住民は口
をそろえる。エメラルドグリーンの透明な水と絶景。それ
は近江が失ってはならない宝でもある。


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