掛け声勇壮 鞍馬の火祭

火の粉を散らしながら勇壮に担ぎ上げられる大松明(22日午後9時、京都市左京区・鞍馬寺山門前)
京都三大奇祭の一つ、鞍馬の火祭が22日夜、京都市左京区鞍馬本町の由岐神社一帯で営まれた。大松明(たいまつ)が秋の夜空に火の粉を舞い上げ、担ぎ手の勇ましい掛け声が洛北の山里に響いた。
火祭は10世紀半ば由岐神社が京都御所から鞍馬へ移された際、松明行列が進み、沿道にかがり火をたいた故事にちなむ。
日が暮れた午後6時ごろ、一帯の家の前にかがり火がともり子どもたちや若者が大小の松明を掲げて街道を練り歩いた。
松明は午後8時すぎから続々と鞍馬寺の山門前に集まり、約30本がそろうと祭りは最高潮に達した。「サイレイヤ、サイリョウ」の掛け声がひときわ大きくなり、沿道をびっしりと埋めた市民や観光客は炎と担ぎ手の熱気に酔いしれた。
【2009年10月23日掲載】

