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里の朝。春の彩りに、児童達の笑顔が映える


   


新入生迎える花の通学路

 「おはよー!」

 ランドセルを背負った子どもが、友だちの列に駆け寄る。京都市左京区大原。野辺に咲く花は春の雨を受け、集団登校する児童の足元を明るく彩る。

 大原小学校は今春、14人の新入生を迎え入れた。市街地よりも訪れの遅い春。入学式の講堂ではまだストーブがたかれていた。初めて後輩を持つ2年生は「分からんことがあったら、ちゃんと教えてあげる」と小さな胸を張って見せた。

 「ほら、こっちやで!」

 好奇心旺盛な下級生がわき道にそれると、上級生が声をかける。新入生の中には3、40分かけて登校する子もいる。つらくて長い道のりだ。列は自然と新しい仲間のペースになり、ゆっくり進む。子どもたちのはずんだ声がこだまとなって山々に響く。



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