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気流に乗ってグングン上昇するパラグライダー。視界いっぱいに北山が広がる


   


秋風に翔る 色とりどりの翼

 真っ青に晴れ渡った京北町の空。天童山の頂きあたりから、色鮮やかなパラグライダーの帆が次々、浮き上がってくる。高低差380メートル。秋の風に乗って、空のお散歩だ。

 眼下には、刈り入れのすんだ田、流れの緩やかな大堰(おおい)川。上昇気流に乗ると、ぐんぐん北山が広がり、はるかかなたには京都タワーや琵琶湖も見える。何時間飛んでも飽きない、という。

 「秋が最もフライトに適した季節なんです」

 飛行区域ができたのは3年前。自分の町をたくさんの人に知ってもらいたいという田中一三さん(62)の思いを、山の持ち主や町役場が後押しした。今では年間700人もの愛好家が全国から集まる。

 田中さんの夢が天を翔(かけ)、北山に色とりどりの大きな翼を開かせている。



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