Kyoto Shimbun 山野草
  アキノタムラソウ  


切り花や茶花に利用

7月から11月下旬まで、青紫色のか
わいい花を咲かせる       

 アキノタムラソウは、林の下や道端に、ごく普通に見られる多年草だ。7月から11月下旬ごろまで、青紫色の唇(くちびる)形のかわいい花をまばらに、輪状に、数段に咲かせる。

 花壇を鮮明な赤で彩るサルビアと同じ仲間で、日本では他にアキギリなど。

 草丈は低いもので20センチ、高いものは80センチほどになる。葉は茎から左右対称に出る対生(たいせい)で、3〜7センチの小さな葉が鳥の羽のように並び、先端にも1枚ついている。

 栽培のコツは、アキギリと同様、春に摘芯(てきしん)して花穂を増やす。鉢は少し大きめの平鉢や深いめの鉢を使い、株を寄せて植えるとよい。土は赤玉土や桐生砂、山砂を等量に混ぜて、水はけなどもよくして、過湿にならないように気をつけて管理したい。

 病害虫の被害が少ない種なので、防除作業はあまり気にしなくてよい。
 露地植え栽培もやりやすい。切り花や茶花としてよく利用されるので、華道や茶道の愛好者は家の庭に栽培してみるのもいいだろう。

(わち山野草の森・西村 剛司)


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