Kyoto Shimbun
山野草
アメリカ大陸から渡来し、カルカヤに似ていることから名付けられたとされる、北米原産、イネ科の多年草。日当たりのよい、乾いたやせ地に群生しやすい。戦後、都市部を中心に広がり、現在は全国、特に近畿地方以西でよく見られる。 高さは0.5〜1.2メートル。何本もの茎が一株からまとまって立つ。葉は、長さ10〜30センチ、幅3〜6ミリと細長く、先はとがる。上部の葉の各付け根からは、細長い鞘(さや)を多数つけた枝を出し、9〜11月、鞘からあふれ出た白く長い毛のかたまりが目立つようになる。 「カルカヤ」とは、もともとは屋根をふくために刈る草の総称だった。しかしいまでは、イネ科の多年草、メガルカヤとオガルカヤをさす。これらはいずれも、日当たりのよい草地を好んで生え、本種のような白い毛のかたまりは見られない。全体が赤く色づき、柔らかそうな綿毛が舞い始めると、冬の訪れを感じさせられる。
(わち山野草の森・山田 義法)
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