Kyoto Shimbun
山野草
バラ科の常緑の小低木。東アジアに分布しており、日本では、関東地方から西の地域の照葉樹林や、スギ植林、竹林の中で普通に見られる。 名前の由来は冬に赤い実がなることからこの名がついた。別名をカン(寒)イチゴといい、名の由来は同じである。 草のようだが、茎は細く、木質で棘(とげ)はない。短い毛がたくさん生え、触れると少しチクチクする。枝は1〜2メートルの長さになり、ほふくしていく。花の咲く枝は、斜め上に伸びる。葉はハート型で、縁は浅く五裂になっている。 葉の裏表ともに細かい毛が生えている。ガク片の先はとがり、花の時期には、ガク片が反り返る。9〜10月に5〜10個の白色の花を咲かせる。果実は小さな果実が集まった集合果で12月ごろに熟し食べられる。生食できるほか、砂糖と煮詰めてジャムにするとおいしい。また、リースとしても利用できると思う。 家で栽培するなら、庭木の下草として地植えにして育てるほうが、実つきもよくなるし、味もおいしくなる。
(わち山野草の森・小川 幸子)
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