Kyoto Shimbun
山野草
オオバコ科の多年草。高さ約15〜20センチで、日本列島をはじめ、東シベリアから台湾、マレーシアなどに至るまで幅広い地域に見られる。 空き地や道端、水田のあぜなどに広く生育する。踏まれ強く、人の住むところによく生える代表的な人里植物である。 また、種子はぬれると粘液を出し、人や野生動物などの足の裏に付着して運ばれるので山道まで生えていることが多い。 和名の大葉子は葉が広いことから由来している。 地下茎からの繁殖力は強く、種子からでも良く繁殖して、通年発生し、冬も生育は可能である。 葉は長く丸いが葉の質は堅い。 4〜9月に株元から花茎を伸ばし白色の花を密につける。生薬では種子を「車前子(しゃぜんし)」、全草を「車前草」と呼ぶ。 種子を煎(せん)じて飲むとせき止めや利尿、解熱の作用が高く、全草には健胃、強壮の効果もあるとされる。若葉は食用で、おひたしやてんぷらにするとよい。 (わち山野草の森・西垣 康人)
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