Kyoto Shimbun
山野草
河原の乾いた砂利地や野原に生えるマメ科の落葉小低木で、高さは60センチほどになる。 本州から四国、九州、中国大陸の一部にも分布している。 根が土の中に深く入り、抜こうと思って引っ張ってもなかなか抜けず、駒(ウマ)をつなげられるほど丈夫というところから、和名がついたとされる。 茎はかたく、地面をはうように成長して、上部で多くの枝を広げる。葉は羽状の復葉で、小さい葉を四〜五対つけ、夜になるとたたむ。 夏から秋にかけて、五ミリほどの小さい紅紫色のチョウの形をした花を数多く咲かせ、とても美しい。 同じマメ科のフジは、垂れ下がったように花が咲くのに比べ、本種は上に向かって咲くのも特徴だ。 豆果(とうか)は長さ三センチほどの円柱形で、熟すと下向きになり、中に数個の種ができる。 同じ仲間に、庭木や花材によく使われるニワフジやチョウセンニワフジがある。 (わち山野草の森・藤田 真)
▲掲載順もくじ▲ ▲50音順もくじ▲ |