Kyoto Shimbun
山野草
シソ科の多年草。関東から西日本にかけての太平洋側や四国、九州などで、山地の斜面の下や水はけのよい林の中に群落をつくっている。 名前の由来は、初冬に枯れた茎に霜柱のような氷の結晶ができることからつけられたようだ。地上部が枯れてからも、毛管現象で水分がよく上昇し、地表が氷点下になると、かたい茎のすき間から水が結晶して霜柱のようになる。初霜が降りてから1〜2週目によくみられる。 草丈は40〜70で、地下茎が長く地中をはって枝別れし、茎が出てくる。葉の表面は細い毛があり、ざらついている。花の時期は9月下旬から10月ごろまで、6〜9センチの穂の片面に白い小さな花を多数咲かせる。 暑さ、寒さともに強く、栽培はやさしい。 露地に植え付ける場合は春に、明るい日陰や午前中に陽の当たる所に植え付ける。鉢に植える場合は、中深鉢に植え、2年に1回、植え替えを兼ねた株分けをする。種も採れるが、5月か6月に挿し木をすると簡単に増殖できる。 (わち山野草の森・小川 幸子)
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