Kyoto Shimbun 山野草
  ク コ  


若葉はおいしい食材に

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疲労回復によいとされるクコ酒やクコめしなど幅広い用途がある

 林の縁や海岸、川の土手、野原などにあるナス科の落葉低木。全国に自生し、朝鮮半島や中国にも分布する。

 高さは1〜2メートル。枝は根元から伸び、弓状に曲がり垂れ下がる。若い枝には細長い縦のすじがあり、ときにトゲ状の小枝がつく。葉は長さ2〜4センチの長い楕円形(だえんけい)で、軟らかい。7〜10月に、1センチほどの淡紫色の花を咲かせ、秋に長さ2センチ前後の実が赤く熟す。

 果実と砂糖を各200グラムを、ホワイトリカー1.8リットルで約2カ月漬けたクコ酒は疲労回復によいとされる。乾燥葉は茶の代用になるほか、煎(せん)じて服用すると高血圧症にもよいらしい。

 若葉は、山菜料理に親しまれ、汁の実や揚げ物、おひたし、あえもの、油いためなどにもできる。塩ゆでした葉を刻み、味付けして炊き上げたご飯にのせて蒸らし、まぜ合わせれば、クコめしのできあがり。ぜひ一度お試しあれ。

(わち山野草の森・山田 義法)


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