Kyoto Shimbun 山野草
  ツルボ  


鱗茎に痛み取る効用

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北海道から南西諸島にかけて分布するユリ科の多年草

 ユリ科の多年草。北海道から南西諸島にかけて分布し、朝鮮半島や中国大陸などにも見られ、海岸の崖(がけ)などに自生するほか、日当たりの良い川辺や野原などにも生育している。

 別名はサンダイガサ。高さは二十〜四十センチになる。葉は二枚向き合ってつき、長さ二十センチ、幅五ミリ前後で、細長くへりは内側に曲がっている。

 葉面はやや紫色を帯び、八〜九月には地上に花茎を出して上部に淡紫色の小さな花を数多く咲かせる。  一年中採取できる。

 腰痛、ひざの痛み、打撲傷には、すりおろした鱗茎(りんけい)を患部にすりこむとよいとされる。鱗茎は、地下部分にある短い茎で、掘り取ったあと、葉と根を除いて流水で洗い、皮つきのまますりおろす。おろし器は、金物ですりおろすと、成分が変化するので使わないようにしたい。

(わち山野草の森・西垣 康人)


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