Kyoto Shimbun
山野草
山林の伐採跡地や道端、空き地などにみられる北米産の1年草。1933年、愛知県段戸山で発見されたことから名付けられた。 単に「ボロギク」といえば、本種と同じキク科のサワギクをいうが、開いた花の様子や花後の白い毛玉をぼろくずに見立てたのが名の由来とされる。花が紅色で、姿が本種に似ていることから名付けられたのはベニバナボロギク。 本種は、茎が柔らかく高さ50〜150センチで、上部で枝分かれする。葉は長さ5〜40センチで細長い。若葉は食用になる。9〜10月、先端が淡黄色から白色、長さ2〜3センチの細くすぼんだ花が、上向きに多数つく。花後は、白く長い毛が毛玉状になってつき、風に乗って飛び散る。 花は地味だが、自分の居場所を探しあて懸命に生きる姿からは、野生の力強さが伝わってくるようだ。 (わち山野草の森・山田 義法)
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