Kyoto Shimbun 山野草
  ヒメクグ  


球状で緑の花咲く

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適度な湿り気のあるゴルフ場や公園などの芝生地に多く見られる

 カヤツリグサ科のカヤツリグサ属の多年草。

 高さは10〜30センチで、日本各地の日当たりのよいあぜや湿地、やや湿った畑地、道端によく生える。とりわけ、適度な湿り気のあるゴルフ場や公園などの芝生地に多く見られる。朝鮮半島や中国大陸にも咲く植物だ。

 ヒメクグの語源はよく分からない。

 5月ごろから種子の発芽が始まり、さらに地下茎からの繁殖が始まる。地下茎は紫色を帯びていて、横に長く伸びて各節から断面が三角形の茎が垂直に直立する。

 葉は平らで柔らかく、茎の基部に付いている。

 これから6月ごろに茎の先に3個ほどの葉状になった特殊な葉が出てくる。その中心部に、小穂が密に集まった球状で緑色の花を付ける。

 果実は熟すると褐色になる。

(わち山野草の森・西垣 康人)


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