Kyoto Shimbun 山野草
  カワラヨモギ  


精油分が皮膚の薬に

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本州、四国、九州ほか、朝鮮半島や中国などにも見られるキク科の多年草

 河原の乾いた砂地などに群落になって自生している。本州、四国、九州、南西諸島のほか、朝鮮半島や中国、フィリピンなどにも見られるキク科の多年草だ。

 根は直根で深く入り、茎は直立し、下部は木質化して越冬する。若い個体の葉は細かく分裂して白い毛で覆われていて、別種の感じがする。成葉は、お互いの葉が交互に付いている。

 九月から十月には茎の上部に大形の穂が多数付き、一つひとつの花はやや下向きで黄色い。名の由来は河原に生えるヨモギという意だが、モチ草に使うヨモギとは薬効の点で全く違う。花の時期にはヨモギとはっきり区別がつく。

 カワラヨモギの成分にはベータ・ピネン、カピレン、ジメチルエスクレチンなどの精油分がある。生薬名をいんちんこうといい、皮膚のかゆみなどによいとされる。

(わち山野草の森・西垣 康人)


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