Kyoto Shimbun 山野草
日本各地や朝鮮半島、中国などにも見られる1年草。夏の畑地の雑草だが、鮮やかな青色の花は朝露にぬれた緑の中に映える。 和名は露を帯びる草の意とされ、古名をツキクサという。別名でアオバナ、ボウシバナとも呼ばれる。 3〜5月に芽を出すと、地ぎわで枝別れする。上部は斜めに立ち上がり、高さ20〜50センチになる。6〜9月に、2つに折れた葉に挟まれるように茎の先に数個のつぼみができ、1個ずつ順に咲く。花は早朝に咲いて午後にはしおれる。 花の色素は水に溶けやすく、古くから布染めの下絵などに使われた。現在使われているオオボウシバナは本種の栽培品種だ。 いためものやおひたしなど、食用になるほか、薬用には、乾燥した全草を煎(せん)じて服用すると、解熱や下痢止めによいとされる。 (わち山野草の森・西垣康人) ▲掲載順もくじ▲ ▲50音順もくじ▲ |