Kyoto Shimbun 山野草
  アメリカフウロ  


道端に可愛らしく咲く

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本州、四国、九州の道端や荒れ地などでよく見られる北米原産の一年草

 小さくて地味だが、可愛(かわい)らしい花を咲かせる北米原産の1年草。国内では、70年ほど前の昭和初期に京都市伏見区深草で初めて見つかったとされ、現在は本州、四国、九州の道端や荒れ地などで見られる。名は、アメリカ原産のフウロソウの意味。

 高さ10〜40センチ。葉は手のひら状に5〜7つ、深く切れ込み、裂片はさらに2〜3回切れ込む。全体に細かい毛が生える。春から8月にかけ、葉の付け根から長い柄を出し、先に淡紅色や白色の花を数個つける。

 本種には、下痢止めの民間薬として知られるゲンノショウコなど、日本にもともと自生している仲間も多い。

 日当たりのよい適湿地に種をまくと育てやすい。野山や道端でふと足を止めると、本種以外にも帰化植物が多いのに驚かされる。植物の世界でも国際化の波が押し寄せてきているわけだ。

(わち山野草の森・山田義法)


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