Kyoto Shimbun 山野草
  サイハイラン  


茎は直立 花は下向き

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日本では北海道から九州に広く分布している

 サイハイラン(采配蘭=さいはいらん)はラン科の多年草。北海道から九州に広く分布し、千島列島南部や朝鮮半島、中国、ヒマラヤなどにも見られる。丘陵から山地の湿潤な林などに生育している。

 その昔、軍陣で大将が指揮をする時に用いた、竹または木の先にふさの付いた物を采配と言ったが、サイハイランは下向きに咲く花を付けた姿を采配にたとえて名が付けられた。

 地下茎には直径3センチほどの球根に似たものができる。葉は細長く、先端は長くとがっている。新しい葉が出るまで古い葉は枯れずに残る。

 花は4月中旬ごろに咲き始め、花茎は高さ30〜50センチで直立し、淡紅色や淡紫褐色の花を15〜20個、棒状につけて下を向き半開している。

 薬用として胸やけや胃腸カタル、ひび、あかぎれに使うとよいとされる。

(わち山野草の森・西垣康人)


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