Kyoto Shimbun 山野草
  イタドリ  


山菜料理や民間薬利用も

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荒れ地やガケなどにごく普通に生える多年草。高さが30〜150センチになる

 イタドリは荒れ地やガケなどにごく普通に生える多年草だ。雌雄異株で、高さが30〜150センチになり、夏から秋にかけて枝先に白色の小花をたくさんつける。果実も白色だが、中には花も実も赤いものがあり、メイゲツソウと呼ばれている。関東以北や北海道には高さ2〜3メートル、葉の長さが30センチにもなるオオイタドリが野生している。

 早春の若芽は酸味があり、山菜として食用にもされている。タケノコ状に伸びる若芽は皮をむき、塩を付けて食べたり、ゆでて酢の物やおひたしにする。また、たくさん採取して流水に2、3日さらし、水気を取り、塩漬けにして冬場の山菜料理に利用するところもある。

 古くから民間薬としても用いられ、漢方では冬に掘り取った根茎を乾燥させ、煎(せん)じて飲むと利尿や健胃、便秘やリウマチに効くとされている。

 イタドリの名は、痛取(いたどり)からきたとされる説がある。虎杖(こじょう)とも呼ばれ、冬前に切り取った茎は丈夫でつえの材料としても利用できる。

(わち山野草の森・藤田 真)


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