Kyoto Shimbun 山野草
  シュウカイドウ  


湿り気、半日陰を好む

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江戸時代初期に観賞用として日本に渡ってきたシュウカイドウ

 シュウカイドウは中国原産で、シュウカイドウ科の多年草。日本には、江戸時代初期に観賞用として渡ってきた。

 現在も栽培されているが、時に野生化している。湿り気のある半日陰の土地を好み、春には前年の根の塊から発芽したものを分けて植えるか、栄養を蓄えている実を植えても良い。

 花の色はカイドウ(バラ科)に似ていて、秋に開花することから「秋海棠」と名付けられた。茎は緑色で柔らかく直立し、上部で枝別れし節は紅色を帯び、茎には毛が無い。葉は長い柄があり、左右がやや不同の心臓の形で先がとがり、葉の端はギザギザだ。

 花期は8〜9月に紅色の長い花が下向きに咲く。雄と雌が同じ株で、茎の上に雄花があり下部に雌花がつく。種子は多数できるが自然状態では発芽しにくい。

 食用にもなるが、茎にショウ酸を含むので多食はよくない。草に殺菌作用のショウ酸を含んでおり、葉を生のまますりつぶし、直接患部に塗ると皮膚病などに効くとされる。

(わち山野草の森・西垣 康人)


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