Kyoto Shimbun 山野草
  シャクナゲ  


夏の花芽は秋に摘む

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野生種は夏の涼しい高地で生育する

 5月から6月にかけ、枝の上にツツジの花によく似た10数個の花を咲かせる常緑の低木だ。

 野生種は、夏の涼しい高地で生育するが、園芸品種は低地でも美しい花をつけるよう改良されている。

 ニホンシャクナゲは高山に自生しており、花は小型で淡いピンク色など地味だ。セイヨウシャクナゲは、ヨーロッパで改良された品種。赤や黄色など花色が豊富で栽培しやすい。

 花が咲いた後に伸びる枝には、品種により花がつかないことがある。防ぐためには、夏にできた花芽を9月ごろ適当に摘むと毎年平均してつくようになる。水はけのよい、有機質に富む場所に2月下旬〜3月、または9月下旬〜11月に根を広げて高植えする。乾燥しすぎると植え傷みがひどくなる。鉢などに植える場合は、鹿沼土、腐葉土、ピートモスの混合した土を使い、深植えに注意する。

 化成肥料を嫌うので、油かすと骨粉を混合したものを与える。またピートモスをたっぷり根元に敷き込み、土を柔らかく保つようにするともっとよい。

(わち山野草の森・小川 幸子)


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