Kyoto Shimbun
山野草
広くどこでも見られ、根はゴボウのように大きくなり赤紫色の実をつける。よく子供が実をつぶして遊び、皮膚や衣服に付着した色が取れなくて困る植物だ。 北アメリカ原産で、明治時代に日本に渡来した多年草。和名は洋種のヤマゴボウからついた。 全草に、硝酸カリやサポニンを含み、腹痛や吐き気、下痢、じんましんなど、軽度の中毒症状を起こす毒性があり、日本の在来種で薬用にされてきたヤマゴボウと間違って食べないように注意したい。 茎は赤褐色で太く、7〜9月に、白色でわずかに紅色をした花を咲かせる。 実は茎から垂れ下がるようにつき、熟すと黒色に変わり、つぶすと赤紫色の汁を出す。色素の大部分はフェトラッカニンという成分で、サトウダイコン(アカザ科)の変種アカヂシャに含まれるものと同じで、汁自体は毒ではない。
成分サポニンの一種には、感染予防と抗腫瘍(しゅよう)作用のあることが研究されているが、生薬の商陸(しょうりく)の代用としては実用化されていない。 (わち山野草の森・小川 幸子)
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