Kyoto Shimbun 山野草
  ヒメジョオン  


線路わきに咲く白い花

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畑地などで白色の花をたくさんつけた姿がみられる

 6月から10月にかけて、茎の上部が枝別れした白色の花をたくさんつけた草花に出合う。ヒメジョオン(姫女苑)だ。

 高さ30〜50センチになる1年草。北米原産の帰化植物で、明治初期に渡来し、各地の畑地などに生育する。都市近郊の空き地や休耕地では大群落をつくる。

 ハルジョオンより花がやや小さいのでヒメジョオンと呼ばれるようになった。鉄道沿路に繁殖したことから、別名をテツドウグサと呼び、ほかにもゴイシングサ・アメリカグサなどの方言がある。

 種子の発芽は9月から10月が普通で、根から葉が広がり冬を越す。

 葉にはクエルセチン・アピゲニン配糖体などを含み、糖尿病予防に、乾燥した花と葉を煎(せん)じて服用する民間療法がある。

 採取は花だけを陰干しにしたり、葉だけを日干しする方法がある。食用には、若苗を小刀で株ごと切り取る。葉はほのかにシュンギクに似た香りがして、くせがなく、てんぷらやおひたしにするとよい。

(わち山野草の森・西垣 康人)


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