Kyoto Shimbun
山野草
節分のころに、白い花を咲かせるので、名がついたとされる。1月下旬〜2月中旬ごろ、高さ10センチほどの芽を出し、1つの球根から数本の茎が固まって出る。 茎の上に、1つの葉が3つに裂け、輪を描くように葉がつき、その上に花が咲く。白い花びらは、がく片で、本当の花びらは退化して花の中心にある黄色の蜜槽(みっそう)と呼ばれるものになっている。 初夏に種が完熟し、枯れる。葉が出ている期間が短いので、なるべく葉を枯らさないようにして、葉のある期間だけ薄い液肥を与えて球根を大きくする。 植え付けや植え替えは、9月中旬〜10月中旬の休眠期に行う。休眠期も乾かないように水を与えることが大切だが、夏場の水の与え過ぎは球根が腐りやすくなるので気をつけたい。 種を採ったらすぐまくとよく増えるが、花が咲くまで3〜5年かかる。
日本の自生種は1種類で、自生地では群生していることが多い。最近は園芸目的で乱獲され、絶滅の危機にあり、特別に保護する所も多くなってきている。
(わち山野草の森・小川 幸子)
▲掲載順もくじ▲ ▲50音順もくじ▲ |