Kyoto Shimbun 山野草
  オウレン  


煎じて飲めば胃腸薬

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両性花と雄花に咲き分ける特徴がある

 セリに似た葉をもっている常緑の多年草で、日本特産の薬用植物で胃腸薬として利用されている。

 種類は変種を含めて8種ほどあり、一般的に栽培されているのは、バイカオウレン、セリバオウレン、ミツバオウレンが主だ。

 2月から4月に咲く白い花は、がく片で、実際の花は小さい。また、両性花と雄花(雄しべのみの花)に咲き分ける特徴がある。

 殖やし方は株分けをするか種を採り、まく。露地植えは、木もれ日がさす程度の所や比較的暗い場所に、腐葉土やバーク堆(たい)肥をすき込み植え付ける。

 薬用にする部分は根でひげのような根が付いている。根を切ると断面はだいだい色をしており、なめると苦い。播種後、4年から6年たった大きな株を10月から11月に掘り、根を水洗いしないで日干しにし、乾燥したらひげ根を焼いてわらじでこすりとって使う。煎(せん)じて飲むと胃腸薬になる。煎じ汁を冷やし、ガーゼに浸し、洗眼すると結膜炎やただれ目に効果がある。

(わち山野草の森・小川 幸子)


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