Kyoto Shimbun 山野草
  ユキワリソウ  


春の訪れ待ち次々開花

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中部地方から九州北部にかけて分布するが、生育場所は限られ、山地ではコナラ、クヌギなどの雑木林に生える

 ユキワリソウ(ミスミソウ)は中部地方から西日本、九州北部に分布するが、生育場所は限られる。

 山地ではコナラ、クヌギなどの雑木林に生える。雑木林の中は、落葉による厚い腐葉土に覆われるために、冬はその下で寒風から身を守る。また、落葉樹林の下では、春は十分に日が入るが、夏には葉が茂っているので強い日差しからさえぎられ、生育環境が整う。

 春の訪れを待ちながら徐々につぼみを膨らまし、3〜4月に次々に開花。花が終わると、新しい葉が出て冬越えをした古い葉は枯れる。夏の間に株は養分を蓄えて生長、秋には翌年の花芽をつくり終え、枯れ葉の下で長い冬に耐える。

 生長すると、高さ10〜15センチになり、その先端に直径2〜3センチの花を一個付ける。

 花色は白色が一番多く、赤、紫、緑の色がある。植え替えは、根が良く張るので、花が咲いた後すぐか、九月中旬に行い、2年に1回が良い。殖やす方法としては株分け、実生による殖やし方ができる。

(わち山野草の森・西垣 康人)


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