Kyoto Shimbun
山野草
北半球の寒い地帯や高山の水苔(みずごけ)などが生える湿原地帯に多く生育している。 茎は針金状で、横にはって長く伸びる。葉は小さく堅い。夏に白色か、淡い赤色の小さな花が下向きに咲く。果実は1センチくらいの実をつける。初期は白っぽい色だが、熟してくると赤くなる。味は甘酸っぱい。 似た植物で、コケモモがある。味は似ているがツルコケモモと違って、高山の乾燥地に生育し、多くの実を付けることが少ない。 ツルコケモモの栽培は簡単だが、乾燥には注意する必要がある。暖地では、花つきが悪いことも多い。最近は実つきの良いものが多く出回っている。枝が長く伸びるので、短く切って新しい枝を出さないと実がつきにくい。こまめに切り戻すことが栽培のコツだ。 完熟のツルコケモモをホワイトリカーでつけ、冷暗所で2〜3カ月以上寝かせ、中身を引き上げて、ストレートや水割りで飲むと疲労回復に効果があるという。また、生食やジャム、シロップ、菓子にも使われている。 (わち山野草の森・小川 幸子)
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