Kyoto Shimbun
山野草
本州から沖縄までの暖かい地方の路地や野原などの日当たりの良い所に自生するマメ科の2年草。別名をヤハズエンドウという。 茎は根元で分かれ、草地をはい、巻きひげで、他の植物に絡み付きながら上に向かって伸び、草むらのようにおおい茂っていく。葉や茎には柔らかい毛が少し生える。春から初夏にかけ、1〜3個の紫色の蝶(ちょう)形の花が咲き、その後、豆のような果実を結び、中に10個ほどの種ができる。 似た種類にスズメノエンドウがある。カラスノエンドウの名の由来は、スズメノエンドウに似ており、それより大きいことから名がついた。 血行をよくする作用があり、軽い胃のもたれがあるときに、1日に5gを適量の水に入れ、服用すると胃炎に効くといわれる。 採取時期は4〜5月に、豆に似た実、または花のついている全草を採り、水洗い後に日干しにしておく。中国では、蔬菜(そさい)として、食用になり、また、せき止めになるとされるが、日本では、そのような用法はない。 (わち山野草の森・小川 幸子)
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