Kyoto Shimbun
山野草
道端や庭、畑などにふつうに見られる多年草。世界中の温帯から熱帯にまで広く分布している。 カタバミの名は、葉の一方が欠けているように見えることからつけられたとされる。葉や茎にシュウ酸を含み、酸味があるので、スイモノグサとも呼ばれる。また、生の葉や茎で銭を磨くときれいになることから、ゼニミガキ、ミガキグサとも呼ばれるなど、全国各地の方言名も多い。 茎は、枝分かれしながら地面をはって広がり、5〜9月にかけて、直径8センチほどの黄色い花をつける。葉には、ハート形の小葉が3個つく。光の強さに反応し、暗くなると葉、花とも閉じる。 円柱形の果実の中には多くの種が入り、熟すとはじける。種はときに1.5〜2メートルくらい飛ぶこともあり、水でぬれると粘りが出て、くっつきやすくなる。 開花期間中に全草をとって水洗いし、この茎と葉のしぼり汁を塗布すると、寄生性皮膚病に効果があるとされる。ただ、シュウ酸は有毒成分でもあるため、生の葉や茎、しぼり汁を飲食しないようにしたい。 (わち山野草の森・山田 義法)
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