Kyoto Shimbun 山野草
  コナスビ  


鉢植えに手軽な植物

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日本各地に分布し、中国大陸や台湾、インドシナ半島にも見られる

 ナスビといっても普段食するナス科のナスビと違い、こちらはサクラソウ科の草花だ。身の形が小さなナスビに似るところからコナスビの名が付けられたという。

 日本各地に分布し、中国大陸や台湾、インドシナ半島にも見られる。道端や空き地、野原に生える小型の植物で、畑に広がって、農家では雑草として除草の対象となっている。

 高さ10〜15センチで、茎は地面ぎわで枝分かれし、四方に広がって地面に接した節から根を出す。5月から8月に五裂した黄色の花を咲かせる。

 生育期間は4〜10月で、冬から春先までは葉が放射状で紅褐色になる。冬に咲く草花が少ないなか、鉢植えにすると一層目を引く。その後、葉が緑に変わり、やがて黄色の花、秋には実と、四季を通じて楽しめる草花で、雑草として片付けるには惜しい。

 鉢植えの際、日当たりをよくしないと花芽を付けにくいぐらいで、あとは春秋は1日2回、夏は朝夕に水管理をすればそんなに気をつかう必要のない植物だ。

(わち山野草の森・藤田 真)


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