Kyoto Shimbun 山野草
  ミョウガ  


食、薬用に重宝な植物

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刺し身のつまや薬味、汁の実や三杯酢などの漬物、サラダやてんぷらなどに幅広く使われる

 中国東南部原産のショウガ科の多年草で、古い時代に日本に入り野生化した。

 本州から四国、九州、沖縄など各地の山野、樹木の下陰に自生している。地下の根茎は多肉質で横に伸び、所々から地下に芽を出す。葉は長さ約30センチ、だ円形で、葉柄も長く、互いに包みあって茎のように見える。

 8〜10月ごろ、地下茎の先に淡黄色の花を付けるが、花は1日でしぼむ。  食用として、若茎は春、花茎は夏から秋に採取する。葉の巻いている若茎は手で摘みとり、花茎は根ぎわから指でもぎ取る。

 生のまま、せん切りにして刺し身のつまや、細かく切って薬味にもできる。ほかにも薄切りにして汁の実や三杯酢などで漬物、サラダ、薄い衣を付けたてんぷらなどに使われる。

 ミョウガを食べると物忘れをするというのは全くの迷信といっていい。

 薬用としては、花茎は夏から秋、根茎は1年中採取できる。根茎を乾燥し、煎(せん)じたもので洗うと、凍傷のかゆみに効くとされる。  

(わち山野草の森・西垣 康人)


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