Kyoto Shimbun 1998.1.20 おすすめスポット

 「文学の寺」をめざして建てられ
 た日蓮の歌碑(山科区の大乗寺)
 
 境内に文学碑第一号 山科大乗寺
 日蓮の晩年の歌刻む

 京都市山科区北花山大峰町の大乗寺(岡沢海宣住職)が、市民に「文学の寺」として親しんでもらおうと、境内に文学碑第一号、日蓮の歌碑を建てた。今後も、百人一首の歌碑を建てる構想を進めている。

 歌碑は高さ約一メートル。晩年の日蓮が、身延山(山梨県)の草庵で詠んだとされる「立ちわたる 身のうき雲も 晴れぬべし たえぬ御法(みのり)の 鷲(わし)の山風」が刻まれている。

 同寺は、五年前に岡沢住職夫妻が着任するまで、住職のいない状態が続いたという。岡沢住職は「文学の寺」として親しんでもらえれば寺の復興につながるのではと、一昨年から詩吟などの文化講座を始め、今回、歌碑建立をスタートさせた。

 日蓮の歌碑と同時に、岡沢住職が加盟している市詩吟文化連盟の歌碑も建立した。岡沢住職は「この場所に移ってからまだ新しいが、気軽に来てもらえる寺にしたい」と話している。


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