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季節で変わる亀岡の山の色 今も演奏、創作の糧に 佐藤 征史さん(「くるり」ベーシスト・東京都) |
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亀岡市出身を誇りに思ってるんです。市役所に同級生もいるし、もっと盛り上げなあかんからCDにも「亀岡出身」と入れてます。「虹」のジャケット写真は、保津町から京都市内に抜ける道沿いのため池をぼくが撮影しました。大学時代、たまにバイクで通って気に入った風景だからです。 昨年、篠町の実家からカブで東京に戻ると、ナンバープレートを見た近所のおばちゃんに「この間、亀岡に遊びに行ったところ」と言われました。保津川下りかトロッコ列車やと思うけど、うれしかったですね。 京都や大阪でコンサートがあると、メンバーと別れ、最終電車でひとり亀岡に帰るんですよ。駅前の居酒屋で同級生と顔を合わせ、同窓会になったこともあります。 詳徳小のころは老ノ坂を越え洛西まで自転車を乗り回し、近くの山に友だちと遊びに行きました。室内でゲームというタイプやなかったですね。
受験対策で通った塾の塾長も印象深い先生です。合格後、「写真を持ってこい」と言われ、その通りにしたら京都新聞に掲載されたんですよ。塾の広告です。「立命館高合格」として、友だちと一緒に紹介されていたのを思い出します。 最近、実家の近くの馬堀駅周辺にも高層マンションが建ちました。でも、季節ごとに変わる山の色の美しさは今も同じ。山や田舎が好きで、メンバーと京北町で田植えをしたこともあるんです。 新しいアルバムのタイトルは「アンテナ」。何げなく毎日を過ごしていると、知らないうちにぼくたちの周りを通り過ぎていくものがある。それに気づくことが大切、という意味も込めているんです。 その「何か」に気づくには、山に囲まれた亀岡のような環境がぼくには必要です。東京に出て五年。山を見たくて奥多摩に行くこともあります。 亀岡の人口は、別に十万人に届かなくていいんです。でも、姉妹都市にちなむ「クニッテルフェルト通り」という不思議な地名があり、口丹波全体では明治鍼灸大や京都学園大がある。若者の文化が育ち、根付く雰囲気もほしいですね。(2004.5.9 掲載)
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