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Kyoto Shimbun 1998.12.18「京都・より道スポット」
目を引くペルトン水車
疏水建設は、明治維新と東京遷都で沈み切った京都に活力を呼び戻そうと、当時の京都府知事北垣国道が提唱した。1885(明治18)年に着工、1890(明治23)年に完成した。 記念館は、琵琶湖疏水竣工100周年を記念し、先人たちの偉業を後世に伝えていこうと、市水道局が1989年8月に開館した。平安神宮や動物園、美術館などが近くにあり、秋の観光シーズンには、小中学生が社会見学に数多く訪れる。 最近は、昨年10月に地下鉄東西線も開通したおかげで、中高年の来館者も増え、昨年度は年間約8万人を数えた。 こじんまりした建物の中でも目を引くのが、直径2.4メートルもあるペルトン水車。今から約100年前、疏水の急流を利用して、日本最初の水力発電所である蹴上発電所で使われた。この時の電力のおかげで、市電が市内を走り、街に電灯をともすと共に、新しい工場も市内各地に建設された。 このほか、明治時代に完成した第1疏水や第2疏水の工事記録、インクラインの模型、通水路目論見実測図などの展示品数百点がズラリと並び、疏水のあらゆることが楽しく理解できるようになっている。 深田辰男館長は「疏水がなかったら、今の京都の発展はなかったはず。先人たちの功績について、楽しく学んでもらえたら」と話している。
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