【1】納涼床(ゆか)とは?

 鴨川に沿って立ち並んだ店が、夏の期間(5/1〜9/30)だけ、二条から五条までずらりと川に向かって張り出して設ける木組みの席。川を渡る涼風を受けながら料理を楽しむこの風習は、古く江戸期までさかのぼる。

 ■最近の傾向:
 二条から五条までの鴨川べりには50以上の床が並びます。かつては京料理の店がほとんどでしたが、近頃は中華、イタリアン、フレンチと多様化、多国籍化してきました。高級店も多いのですが、席さえあいていれば、ビールとおつまみ、洋食一品でも「よろしおす」という店もあります。


【2】納涼床の歴史

 四条大橋附近の鴨川河原は、南北朝期から市民の歓楽地だった。なかでも夏の納涼はさかんで、北は三条通から南は松原通まで河原に床几を設け、さまざまな興行がおこなわれた。江戸末期の「花洛名勝図会」は、「四条河原水陸寸地をもらさず床をならべ、(中略)東西の茶店、堤灯を張り、あんどんをかかげて白昼の如し」と記している。明治27年、疏水運河の完成で東岸のお茶屋の床が取りはらわれ、明治末には四条大橋の架け替えで市電が開通し川原での夕涼みは完全に廃止された。

【3】交通機関の案内

 ■上木屋町地区:
京阪三条駅下車・三条大橋を西へ

 ■先斗町・西石垣地区:
京阪祇園四条駅下車、四条大橋を西へ または阪急河原町駅下車、四条通を東へ

 ■下木屋町地区:
京阪清水五条駅下車、五条大橋を西へ または祇園四条駅下車、四条大橋を西へ 阪急河原町駅下車、四条通を東へ


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