京都チーム V奪還へ・2
 高校生成長 選手層厚く

激しいメンバー争いを繰り広げる立命館宇治高の選手たち。左から古田、OGで立命大の池田、山崎、立花、樋口、小島(宝ケ池周回コース)

▽燃える立命館宇治高勢

 京都チームの合宿では、メンバー入りを目指す5人の立命館宇治高勢同士の激しい争いが続く。正月に休養をはさんだ選手たちの動きは、切れが戻って軽快だ。コーチ陣が真剣な目で見守っている。V奪回には、実業団のレベルの高さだけでなく、大会規定で最低3区間での起用が義務づけられている高校生の活躍が欠かせない。高校生の代表は前回に続き、2年連続で立命館宇治高勢が独占した。

 年末の全国高校女子駅伝で4位に入った立命館宇治高の選手たちの顔ぶれは前回と大きくは変わらない。全国高校駅伝も走った樋口紀子、古田菜穂子(以上3年)立花三沙子(2年)と、前回6区3位の山崎由貴(2年)が代表入りしたほか、前回、奈良代表だった1年生の小島一恵が新戦力として加わった。

▽三つの「枠」5人争う

 レースでは、京セラ勢とOGの池田恵美(立命大)に1、2、9区など4区間を任せ、中盤の4−7区のうち3区間を立命館宇治高勢が走る形になりそうだ。「3つの枠」を5人で争う。同高監督でもある荻野由信監督は「例年になく高いレベルで力がきっ抗している。3人に絞るのが大変」と、教え子たちの好調さに表情が和ぐ。

 インターハイ1500メートル7位の小島の加入、国体少年A1500メートル6位の立花と、下級生の成長がチームの底上げの原動力となっている。高校駅伝で補欠に回った山崎は「昨年より確実にレベルが上がっている。女子駅伝では絶対にたすきを持ちたい」と決意を示す。前回、走れなかった立花も「今年こそは走ってチームの力になりたい」。こうした選手層が厚く、好調な選手を起用できることが毎回、優勝を争う京都チームの強さを支えている。

 全国高校駅伝で2000年の初優勝以来、3年ぶりに上位争いに加わった自信も生きそうだ。樋口は昨年、京都チームの合宿中に足首を骨折、宿舎のテレビでレースを見守った苦い経験を持っている。復調への道のりは平たんではなかったが、全国高校女子駅伝で3区区間賞を獲得し「今は元気に走れることがうれしい。みんなが自分の力を出し切ればいい勝負ができるはず」と胸を張る。  20回大会では立命館宇治高勢らで固めた中盤で優勝を決定づけた。荻野監督は「中盤はまんじゅうで言えば、あんこの部分。実力では強豪チームの高校生とも互角に渡り合える。あとはどこで先行できるかだ」と強調する。

 日ごろから母校の後輩とともに練習する池田恵美も好調だ。今季はインカレ1万メートルを初制覇し、立命大のエースとして全日本大学駅伝で初優勝に導いた。国体成年5000メートルで実業団勢に交じり3位に入ったことも「実業団とも戦える」という自信につながっている。レース当日と重なる成人式を自ら祝うためにも「区間賞を取って、学生でも勝負できる姿を見せたい」と張り切っている。



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