(四の二)



 鴨川運河に架かる石橋

 運河に架かる橋は、荷物運搬に便利なように、道路面より高くなっていた。また傾斜の関係で、途中8カ所に閘(こう)門が設けられて、水位の調整が図られていた。そして明治28年(1895)には伏見にインクラインが完成し、これによって大津から伏見まで全長20キロに及ぶ運河が開通した。高瀬川が薪(たきぎ)や炭、肥料など日用物資を運んだのに対して、鴨川運河は産業用の物資運搬が主な目的だった。




 京都府警察学校と龍谷大学

 師団街道は十条通を越えたあたりで鴨川運河から離れ、一直線に南へと下っていく。しばらく歩くと、右手に京都府警察学校が見えてくる。このあたり一帯は、かつて第16師団が駐屯していたころ、軍関係の施設が建ち並んでいた。警察学校から南の龍谷大学にかけての広大な敷地は、京都兵器支廠跡にあたっている。師団駐屯当時の足跡をたどってみる。


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