(五の一)
銀閣寺
まずは銀閣寺に参けいする。銀閣寺は、室町幕府の将軍・足利義政が文明14年(1482)に建てた東山の山荘が始まりで、中心となる銀閣の建物は国宝に指定されている。正式には慈照寺と呼ばれる臨済宗相国寺派の寺院。
足利義満が建てた金閣寺が金箔を張りつめているのに対して、銀閣は銀箔を張ったという形跡は見られない。周囲の庭は、建物の建築と同時期に作られ、足利義政自らかかわったとされており、今となっては彼の生み出した東山文化で現存する唯一の遺構となっている。
白沙村荘
銀閣寺の参道の南側には、近代の日本画家・橋本関雪 (はしもと・かんせつ 1883−1945) の住居と庭園が残されている。白沙村荘 (はくさそんそう) と呼ばれるこの建物は、大正5年(1916)の建築で、敷地は約1万平方メートル。邸内には、橋本関雪の作品や彼が収集した古美術品などが展示され、また大きな池を配した庭園には随所に石灯ろうや石仏、茶室などが配置されており、ゆっくりと散策できるようになっている。
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