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ながら「難しいよ」(京都市中京区の竹又中川竹材店) 京の伝統工芸を体験 最近、市民もよく知らない京の伝統工芸の仕事場を修学旅行生が訪れる。 竹工芸品のしにせ竹又中川竹材店(京都市中京区御幸町二条上ル)も新しい人気スポットの1つ。「制服のグループが店をのぞくようになったのは10年くらい前からかな」と中川正次社長(56)。それが年々増え「今は春秋の修学旅行シーズンになると、3日に1校は来ます」。宣伝は一切なく、口コミで名前が広まったらしい。「でも相手をする職人も少なく、受け入れは限界です」。思わぬにぎわいに少し驚いている。 「最高の思い出」 竹が並ぶ作業場を、リュックを背負った東京の中学生6人がのぞいた。職人から竹の話を聞き、竹かご編みに挑戦した。簡単そうで、難しい。女子生徒の1人が「自分で手作りした体験は、最高の思い出になります」と目を輝かせた。 組みひも作りを体験できる安達くみひも館(上京区出水烏丸西入ル)もにぎわっている。昔ながらの工程を職人が直に説明する。ここも「3日に1度くらい」修学旅行生が来る。「手作りの仕事って見たこともないし、面白そうだったから。とてもきれい」と千葉県の女子中学生。 定食型から変化 目立たない仕事場が人気を集めているのは、修学旅行の行動パターンが変わったから。「観光バスで社寺めぐり」が常識だった以前と違い、今は大半の学校がグループごとに行き先を選ぶ班行動の時間を設けている。小回りの効く小グループなら、定食型とは違う行き先を選べる。香、扇子、染物の工房など、他にも修学旅行生が増えた訪問先は多い。 工房のある古い町並みを、東京の中学生が興味深そうに見回した。「『漆器』とか『染め』とか、古い看板を見るだけでドキドキした」。素顔の京の文化が意外に受けている。 |