Kyoto Shimbun 1996.5

買い物はブティックで

洋服売り場でワンピースを選ぶ
修学旅行生(京都市下京区の阪
急百貨店)         
 ブランド品楽しむ

 京都市の繁華街のティーン向けブティックや百貨店の洋服売り場は修学旅行シーズンに入ると、平日でもけっこう忙しい。お客は旅行中の女子生徒。たいがい5、6人のグループだ。

 下京区の四条通河原町阪急。愛知県岡崎市の高校の女子生徒のグループは社寺見物を早めに切り上げて来た。ブランド物のワンピースを見た後、ブレスレット、次は手下げかばんの売り場へ。ワイワイと楽しそう。

 「このブランド、地元じゃ買えないんです」と桐村亜紀さん(16)。ショッピングは出発の時から旅行の日程に入れていた。予算は3万円。「普段はこんなにお小遣いがもらえない。修学旅行は買い物の絶好のチャンス」とうきうきしている。「修学旅行生が増えたのは、ここ2、3年ですね」(同店)。

 小遣い「制限なし」も

 修学旅行の買い物は従来、八ッ橋、舞妓さんグッズなどいわゆる「京都らしい」お土産が相場だったが、最近は家族への土産もそこそこに、洋服やバッグ、アクセサリーと、自分の買い物に励む生徒が増えた。新譜の発売時期と重なるCD・レコード店は「修学旅行景気」(新京極近くの大型店)と喜ぶ。

 土産よりも自分の好み

 豊かな時代。「お土産なんかいらない」と送り出す親も多い。小遣いは「制限なし」の学校も珍しくなくなり、銀行のキャッシュカード持参の生徒までいる。

 以前から修学旅行生の人気スポットだった新京極商店街(中京区)でも古着の店、ヤング相手のブティック…。トレンドに合わせた新しい店が増えた。

 河原町商店街を歩く静岡県富士市の男子中学生3人。「普段は塾やクラブで忙しくて、一緒に遊ぶのは久しぶり」と佐藤崇明君(14)。いそいそ目当てのゲームソフト店へ急いだ。「街をブラつくのは旅行中の一番の楽しみなんです」

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