10.お魚浮沈子

 「浮沈子(ふちんし)」ってご存知でしょうか。最近では科学工作の本などによく紹介されていますね。「ああ、懐かしい。夜店で見たことあるね」と思い出される方もおられるかもしれません。
 ペットボトルの水の中を浮いたり沈んだりする「浮沈子」。今回は身近な材料で簡単に作れて、工夫次第でバリエーションが広がる「お魚浮沈子」を紹介します。


空気が縮んで沈む
 ペットボトルとお弁当用の魚型しょうゆ入れ(タレ瓶)、六角ナットを用意します。ペットボトルは透明500ミリリットルの炭酸飲料用が適当です。タレ瓶はペットボトルの口に入る大きさ、ナットはタレ瓶の口にはまる大きさ(6ミリの「M6」)で、ステンレス製がさびなくていいです。ホームセンターで購入できます。
 
(1)タレ瓶のふたを外して、代わりにナットをねじ込みます。

(2)コップなどに水を入れ、タレ瓶に水を吸わせて、尾びれが水面に出るくらいにします。

(3)水をいっぱいに入れたペットボトルにタレ瓶を入れ、ふたをします。タレ瓶が一番上に浮いているように中の水の量 を調節します。

(4)さっそくペットボトルを手で持ってぎゅっと握ってみましょう。タレ瓶の「お魚」が沈んだでしょう。握るのをゆるめると浮かんできます。


  タレ瓶の中をよく見てみましょう。握るとタレ瓶に水が入ってきます。空気も縮んでいます。水が入り重くなるので、タレ瓶が沈むのです。放すと空気がもとに戻って浮き上がります。
 タレ瓶も最近では魚型以外に色々な形がありますし、タレ瓶以外の材料でもできるかもしれません。また「お魚」を2個入れて順番に沈める技にも挑戦しましょう。工夫すればもっと楽しい「浮沈子」ができますよ。(京都市青少年科学センター 橋本年弘)