16.台所でスプーン電池

 電池は、発明から200年余りで大きな進歩をとげました。今回は、いつも使っている電池を、身近なもので自作します。市販品と違って十分な性能とはいえませんが、ラジオを鳴らしたりできます。
 電池のプラス極はステンレス、マイナス極はアルミホイルを用います。ステンレスは、スプーンやフォークなどの食器に多く用いられているさびにくい金属です。用いる薬品は食塩と酢と傷薬のオキシドールです。そして、テーブルナプキンなど、水を吸いやすくて丈夫な紙を用意します。
 ラジオは、電源に単3乾電池を2個使う小型のものがよいでしょう。乾電池を取り外しておきます。


ラジオが鳴ります
 
(1)ステンレスの大さじスプーンを用い、すくう部分をテーブルナプキンで包みます。
(2)オキシドールを容器に出し、その5分の1程度の食塩を加えてかき混ぜます。この液でスプーンを包んでいるテーブルナプキンをぬらします。
 注意:オキシドールにはふれないこと。ふれた場合は、すぐに水で洗います。
(3)アルミホイルに酢を小さじ1杯落とし、ナイロンタワシで全面を磨きます。スプーンを包んだテーブルナプキンの上に、このアルミホイルを巻きつけます。
 注意:スプーンとアルミホイルを接触させないようにします。スプーンは実験後に光沢がなくなったり、小さな穴があくことがあります。


  ラジオの乾電池ボックスのプラス極とマイナス極の端子それぞれに電線を取り付け、自作電池につなぎます。ラジオだけでなく、他にも動く電気器具があります。探してみましょう。  
 (京都市青少年科学センター杉原和男)