20.静電気でクラゲを飛ばそう

 セーターを脱いだときに「バチバチッ!」とか、ドアのノブを触ると「ビリッ!」など、空気が乾燥するこれからの季節、静電気の被害(?)にあうことが多くなります。普段はきらわれものの静電気ですが、その性質をうまく利用して、楽しい実験をしましょう。


 準備するものは風船(細長い形の方が扱いやすい)と荷造り用のひも(幅5センチメートルぐらいのポリプロピレン製)、よく乾いたタオルです。

 まず、ふくらませた風船を乾いたタオルでこすって、静電気を起こしてみましょう。静電気が十分にたまってくると、こすったときに「パチパチ」と音が聞こえます。

 次に、荷造り用のひもを20センチメートルの長さに切り、片端だけ結びます。できるだけ端の方に結び目を作ってください。結ばなかった端から細かく(幅5ミリメートルぐらい)裂いていきます(図1)。クラゲのような形になったひもの結び目をつまみ、乾いたタオルでよくこすります(図2)。


 ひもは静電気を帯びてくると「フワッ」とひろがります。そのまま、ひもを空中へ投げ上げます。このとき、手にまとわりつかないように、すばやく投げ上げてください。そして、落ちてくるひもの真下に、静電気を帯びた風船をもっていきます。すると、ひもがまるで海面を漂うクラゲのように、空中をフワフワと遊泳します(図3)。うまくいかないときは、風船やひもをもう一度よくこすってから試してみましょう。

同種は反発し合う
 静電気にはプラスとマイナスの2種類があり、「同種の静電気どうしは、反発しあう」という性質があります。この実験の場合、風船も荷造り用のひももマイナスの静電気を帯びるので、反発しあい、ひもが宙に浮くというわけです。

 (京都市青少年科学センター 由良二郎)


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<Real Video形式:約4分38秒>