◇ねっと人 こだわり派
No.053

郷土人形の魅力を伝える「伏見人形 土人形のふるさと」
http://www.h2.dion.ne.jp/~hushimi/

村上 敏明さん

京都市伏見区

 歴史や種類、参考文献などを紹介
 まんじゅう喰(く)い、福助、天神、でんでん太鼓…。全国各地の土人形に影響を与えた京都の伏見人形。この素朴で愛らしい人形の歴史やさまざまな種類、参考文献の紹介をしている。「伏見人形は、子供の無事な成長や五穀豊穣(ほうじょう)などの願いを込めた生活に根差した人形だった。住んでいる伏見の歴史や文化を伏見人形を通して学んでいます」と微笑む。

 開設のきっかけは、京都市内の図書館勤務を定年で辞め、新たに大阪府島本町が開館した図書館長を勤めたことだった。地元の郷土玩具収集家が主宰する伏見人形などを集めた資料館や研究内容、著作物に触れ、「伏見にもこんな博物館を作りたい」との思いが募ったという。

 伏見人形に詳しい地元の専門家や、伏見にただ一軒残る伏見人形の窯元を尋ねたり、東寺(京都市南区)の弘法市で人形を探したりしてきた。集めた資料をホームページで紹介すると同時に、図書館勤めの経験を生かして「日本の郷土玩具」「日本玩具史」などの文献紹介もしている。

 ホームページを開設して1年余。大学や小学校の授業で利用されるなど、広がりを見せている。「伏見人形には歌人・西行をモチーフにしたものなど、ユニークなものも多い。いろいろなテーマを設けて、紹介していきたい」と話している。

2002.10.22


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