●No.004



「365日間映画日誌」
http://www4.osk.3web.ne.jp/~jlg/

井上 正昭さん

滋賀県栗東市

 雑誌などで話題にならない物を
 侯孝賢、小津安二郎、スピルバーグ、ゴダール…。メルマガを読むと、「この人はこれまでどれだけ映画を見てきたのだろう」と考えてしまうほど、映画の知識が深い。小学校2―3年生のころからありとあらゆる映画を見続けてきたといい、「無数です。数えたことはないですが」と苦笑する。「自分が見聞きし、ためてきたことを言葉にしたい」と2001年7月にホームページを開設。12月には「ホームページより確実に読んでもらえる」ことからメールマガジンを発刊した。読者は当初500人だったが、口コミで増え今では約2700人になった。
 映画雑誌や映画関連サイトなどでは話題にのぼらない映画を紹介するよう努めている。芸術系から「モーニング娘。」のアイドル映画まで、上映中や上映予定の映画だけでなく、これから製作に入る映画の話題や監督のこと、映画のテーマの背景など、内容は盛りだくさんだ。情報収集源は専らインターネットで、英知大(兵庫県尼崎市)のフランス語非常勤講師という本職の特技を生かしてル・モンド紙の電子版の映画コーナーをのぞいたり、日本のサイトでも映画の話題はくまなくチェックしているという。
 映画の魅力について「作者が選んだものしか入らない文学や絵などと違って、監督の意思を超えた『余分なもの』が写ってしまっていることでしょうか。余分なもの、どうでもいいものにひかれます」という。「先入観で見るのではなく、無心で裸の目で見て欲しい。話題にならなくとも、いい映画はたくさんある。それを見てもらう糸口になれば」と話している。

2003.1.28

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