●No.009



「京都の埋蔵文化財調査情報」
http://www.eonet.ne.jp/~kyoto-sites/

江上 麗さん

京都市

 発掘の最新情報をメールで発信
 伏見城跡、白河街区跡・岡崎遺跡、北野廃寺・北野遺跡、…。京都市内には旧石器時代から近現代までの遺跡が約760件(京都府と市の指定遺跡)ある。その一つ一つの大きさや特徴、時代などを毎週水曜日に1遺跡ずつ、紹介しているメールマガジンだ。
 考古学ファンは増えているのに、遺跡調査の結果は図書館に置いてある白書でしか読めないのが現状。「なにか気軽に読んでもらえる方法はないか」と思い立ち、2001年にホームページ開設と同時に発刊した。データは京都市埋蔵文化財調査センターの「京都市遺跡地図台帳」を基にしている。当初は専門用語を使っていたが、最近は平易な言葉に置き換えるなど分かりやすくする工夫をしているという。
 大学時代、「自分とは何か」と考えたのがきっかけで、歴史に興味を持った。「人が歩んできた過去を知りたくなった」ことから、仕事も歴史関係の職場を選んだ。興味のある時代を問うと「地球が生まれた時から今まで全時代」と、にやり。「京都は遺跡の上に町ができているといってもいい。遺跡の数、種類とも日本で一番多いのでは。メルマガを読んで、歴史に興味を持ってもらい、それとともに、自分の生き様まで思いをはせてもらえたら」と話す。
 「江上麗」という名前は、ネット上で使っているハンドルネーム。メルマガの発行は職場でも公表していないので、今回も写真の代わりに似顔絵で登場してもらうことにした。「遺跡すべてを紹介するため、できるだけ頻繁に発行したい」と意欲的だ。

2003.3.11

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